(60代 女性) 他の相続人による遺言無効の主張をしりぞけた事例
相談前
お母様が、依頼者様に全ての不動産遺産を相続させる旨の自筆の遺言を作成していたことから、他の相続人から遺言無効の主張がなされました。上記の遺言が発覚する前より、激しい相続人間の対立があり、裁判前の交渉では全くまとまる余地がなかったため、こちらより所有権登記の移転を求める訴訟を提起しました。
当該訴訟では、遺言無効が主な争点として争われました。

相談後
遺言の内容が十分に要件を満たすものであったこと、また、遺言を作成した時期のお母様は認知症の疑いが全くない状態であること、依頼者様が他の相続人と違って日々のケアや頻繁に依頼者様の費用負担で旅行に連れ出すなど、お母様との間には特別の信頼関係があることを十分に基礎づけられたことから、他の相続人も遺言について納得せざる得なくなり、結果としては、遺言が有効であることを前提に、他の相続人が当該不動産を買い取る和解が出来ました。依頼に来られてから6ヶ月程度でのスピード解決となりました。
弁護士からのコメント

依頼に来られた当初は、他の相続人からの危害を心配されるなど、非常に精神的にも追い詰められている状態でしたが、代理人が間に立つことで、他の相続人との間で代理人を介した冷静な話し合いが可能となります。
また今回のケースでは、依頼者様がこのような遺言を受けても不自然ではないほどの十分な貢献があったことを裁判手続の中で他の相続人も知ることが出来たことで、他の相続人の納得も得られました。
このような納得があれば、将来の親族間の紛争も可能な限り小さくできるように思いますので、良い解決だったように思います。
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