遺産相続①

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(60代 女性) 兄が持ち逃げした被相続人の預金を取り戻した事例

相談前

依頼者さんは長女で、被相続人であるお母様は、お兄様夫婦と同居していましたところ、お母様が亡くなった後、お母様名義の預金通帳を見ると逝去する3年ほど前から、合計3000万円の預金が引き出され、逝去時にはほとんど預金がない状態だったため、兄によって着服されている疑いがあり、これを取り戻せないか、とのご相談でした。

相談後

お兄様は、あくまで母親が自分で引き出して使っていたのであり、自分たちは預かり知らないことだ、の一点張りでしたので、裁判外での解決は難しかったため、遺産分割調停を申立しました。
遺産分割調停でも平行線であったことから、遺留分減殺請求訴訟を提訴致しました。この訴訟では、預金の引き出しがお兄様によってなされ、それを自分の懐に入れていることを如何に基礎付けられるかが争点でした。
銀行から引出手続書類を取り寄せて署名の形状を確認したり、引き出し日時に、お母様がデイケアを行なっており、自分では引き出しができないことや、お兄様の職場の近くでの引き出しが繰り返されていることなどを細かく立証すると、結果としてお兄様もある時点以降の預金の引き出しを認め、依頼者様も納得の良い条件での和解をすることができました。

同居親族による預金の無断引き出しによるは、相続トラブルでは頻繁に問題になります。
依頼者様より丁寧に事実を聞き取る中で、思わぬヒントが見つかることがあるので、些細な事実も出来るだけ丁寧に聞き取ることを心がけています。

ヘリテージ総合法律事務所


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